こんにちは!読んでいただき、ありがとうございます。よーへい(@campanella225)です。
今日は一冊の漫画をご紹介したいと思います。タイトルに「恐竜物語」とあるように恐竜が主役にすえられた物語で、今までに見たことのない異色のマンガです。
恐竜好きのお子様から大人まで、そして恐竜好きじゃなくともラストが泣けるので超オススメです!ネタバレはありません。
COMIC恐竜物語 アロサウルスのいた時代
このマンガを知るきっかけは、5歳になる息子が図書館で借りてきた事でした。いつも図書館に行くと息子たち(5歳と2歳)は10冊の絵本を借りてきます。その中にこの一冊がありました。
いつものごとく、「おとうさ〜ん、これ読んで。」
平日は仕事で遊ぶ時間が取れないので、出勤前に絵本を一冊読む時間が息子との貴重な時間になっていたりします。なので、可能な限りは「いいよ〜。」って答えているのですが、今回持ってきたこの本は明らかにいつもと厚みが違う!(笑)
僕:「なにこれ?」
息子:「マンガっていうらしいよ」
僕:「…。」
マンガの読み聞かせという新たな挑戦にたじろぎながらも、読み進めてみる。
僕の心の声:「なにこれ、面白いじゃん♪」
結局、自分が一番楽しんでしまっていた。
人間ドラマならぬ恐竜ドラマが繰り広げられる!
作品の舞台はジュラ紀後期(約1億5570万年前〜約1億4550万年前)。正直、どんな時代なのかさっぱりわかりません。被子植物や理科の授業で出てきた始祖鳥が誕生した時期だそうです。
今では化石の存在でしか生きていたことを確認することが出来ない恐竜。その生態は研究データを元に想像するしかありません。そんな想像の世界で人間ドラマならぬ、恐竜ドラマが繰り広げられる。そんな素敵な作品です。恐竜好きが書いた、恐竜同士の妄想世界が広がっています。
もちろん、ストーリーは想像なのですが、登場している恐竜たちは最新の研究データに基づいた設定になっています。生きていた時代は当然のことながら、体格や集団行動なのか単独行動なのかといった行動の特性など、そう言った部分の研究成果を元にストーリーが組み立てられいます。なので、恐竜好きの大人でも十分に楽しめる作品となっていると感じます。
恐竜学者の真鍋真先生が監修
国立科学博物館で地学研究部研究主幹をされている恐竜学者・真鍋真先生が作品の監修をされています。真鍋先生が監修に寄せて、こんな言葉を書かれています。
私たち古生物学者とは、一億年前に起こった出来事について、残された死骸などの状況証拠からどのような事件だったのかを推理しなくてはならない探偵のようなものです。草食恐竜の骨の表面にかすかに残る肉食恐竜の歯型を見逃さなければ、犯人や凶器を特定することもできるかもしれません。しかし、どんな優秀な研究者にも答えられない問いがあります。
それは「なぜ」という考えです。
犯人が生きていて、言葉が通じるならば、動機を自白してくれるかもしれませんが、恐竜の化石はかたく口を閉ざしています。
所十三さんはイマジネーションの世界で「なぜ」に答えています。私たちは所さんの世界から、新たな手がかりを見つけることができるかもしれません。引用元:ポプラ社
真鍋先生自身にとっても、夢がかなったような作品なんだろうなぁと作品を読み終えてから、この言葉を読んでいると感じます。
恐竜たちの言葉使いが笑える
作品を読み進めているとストーリー以外で気になることが一つ出てきます。それは恐竜たちの言葉がなぜかヤンキーみたいなんです。正直、僕としてはそれだけでもクスクス笑えてきてしまいます。この妙に「男気」を出した喋り方は何なんだろうって思っていたのですが…それは当然といえば、当然の事。作者は所十三さん。所さんといえば、「疾風伝説 特攻(ぶっこみ)の拓」が有名!こちらですね。
30代以上の男性だったら読んでいた方も多いのでは?僕はこの言葉つかいに懐かしさを感じ、息子は何かカッコイイって感じているようです(笑)
全4巻、これは読むしかない!
今の僕の気持ちです。息子が借りてきた漫画ながら、自分が何より楽しみ始めてしまっています。この作品は全4巻で完結するので一気に読めますね♪進むにつれて描かれている時代も進んでいきます。うん、揃えちゃおう。
コメント