ども、よーへい(@campanella225)です。
みなさん、『えひめAI(あい)』ってご存知ですか?
知らない方には名前だけ聞いても、全く想像もつかないですよね?僕自身も『は?(尾張人は悪意なく言っちゃう)』って聞き返しましたからね。
ということで、『えひめAI』って何?ってことと、家庭でも簡単に作れるので、その作り方を書いていきたいと思います。
食べられるもので作られた環境浄化剤!
『えひめAI』は愛媛県にある愛媛県産業技術研究所で研究開発されました。目的としては、
微生物の力で処理を行い、水質向上、汚泥削減、消臭等の向上を図り、河川への負荷を軽減。
また、畜産農家の匂いの軽減・糞尿の堆肥化を促進し、水稲・畑作への還元を図り、循環型農業を目指します。
引用元:愛媛県鬼北町HP
微生物の力によって、環境浄化を行い、さらに畜産・農業にも活用してしまおう!という話。
『えひめAI』には2種類ある!
そんな『えひめAI』には2種類あります。
- えひめAI-1(あいいち)
- えひめAI-2(あいに)
ワン、ツーとか言わないあたりが個人的に好みです(笑)この2種類、何が違うのか?というと「1」の方は産業用。「2」の方が家庭で製造が出来るようになっています。
「えひめAI-1」は『パン酵母・乳酸菌・納豆菌を糖蜜で発酵培養したもの』。「えひめAI-2」の方は『ドライイースト・ヨーグルト・納豆を発酵培養したもの』となってます。
それぞれ、材料や作り方が微妙に違いますが実際の効果に差はないとのこと。書きながら調べて知ったのですが、こうやってネットでも買えるんですね。
『えひめAI-2』を作ってみよう!
売っているのを今の今まで知らなかったので、自分で作ってみたのですよ…まぁ、なんでも自分でやってみたくなってしまう性格なので、知っていても作っていたでしょう(笑)
ということで、作り方を説明していきますね!
『えひめAI-2』に必要な材料と器具
先ほど、チラッと材料については書きましたが改めて書いていきます。写真で見るとこんな感じ。
- ドライイースト 5グラム
- ヨーグルト 25グラム
- 三温糖 15グラム(白砂糖でもOKです!)
- 納豆 1粒(残りは食べましょうw)
- ぬるま湯(35℃) 300ミリリットル
使った器具は、書かなくても大丈夫ですね。写真に写っていないものとしては500mlペットボトルだけですね。
手順1.ドライイースト、三温糖、ヨーグルトを混ぜる
まずは粉物のドライイーストと三温糖を混ぜましょう。
泡立て器で混ぜるとよく混ざりますよ!
きな粉みたい…と息子が手を伸ばしていたけれど、「やめとこ?」と止めつつ混ぜてもらいました。
[aside type=”normal”]この時にヨーグルトも一緒に入れないのは、ダマになるのを防ぐためです。先に粉物をしっかりと混ぜておいてから、ヨーグルトを入れます。[/aside]
次にヨーグルトを入れて、やっぱり混ぜ混ぜ…
薄茶色の液体になるまで混ぜましょう。この時に用意しておいたぬるま湯(35℃)を少しだけ混ぜても良いですね。その方が、この後にペットボトルに移していく時にやりやすかったです!
手順2.出来た液体と納豆をペットボトルへ
さっき混ぜて出来た液体をペットボトルへと移していきますが…その前に!
ペットボトルに35℃のぬるま湯を用意しておきましょう。
僕は温度計で測っていますが…給湯器で35℃を設定できたりするのであれば、それで問題ありません。
用意できたら、そこに納豆を1粒だけ入れます。
次に、ドライイースト・三温糖・ヨーグルトを混ぜた液体を投入していきます。
ジョウゴっていうんですかね、ロートと言うんでしょうか…これがあると楽チンです。持っている方はお使いください!
昨年、ワインを作った時には持っていなくて…とっても苦労したのを思い出した。
手順3.あとは振って!!そして、発酵を待つ。
ここまで入れたら、ペットボトルのフタを閉めて振ってください!シャカシャカシャカってね。
中身がしっかり混ざるように振ったら、少しだけペットボトルのフタを緩めておきましょう。
ぬるま湯に入れているので、間もなく発酵が始まります。1分にも満たないくらい、『何もおきないなぁ…』って見ていたら急に発酵が始まりました。
発酵が始まると二酸化炭素が発生します。なので、それをペットボトル外に逃がしたいんですよね。
発酵が始まったら、ペットボトルに耳を当ててみてください!発酵の音が聞こえます。
あとは暖かいところ(30〜35℃)で24時間放置します。
この温度がとても大切になってくるので、夏場の方が作りやすいです。気温が上がらない時期には、発泡スチロールの箱にぬるま湯を入れて、その中に入れておくなどの方法が必要になってきます。
『えひめAI-2』を畑で使う方法
24時間おいて、完成するとこんな風に分離します。
発酵を終えて、静かになっています。
では、実際に畑に使う時にはどうするか?と言うと、『500〜1000倍に薄めて、野菜・草花の株元や葉に散布!』かなり薄めます。
畑の規模によりますけど、コストパフォーマンスは良いですね。
その効果のほどはと言うと…まだ使い始めたばかりで実感はしていません(笑)ただ、無農薬有機栽培で行なっている畑での防虫・防病には一役買ってくれるのではないかなぁと期待しています。
ぜひ、お試しください!
(*以下、2017年4月追記)
実際に畑や生活の中で「えひめAI」を使っているのですが、ソラマメの赤色斑点病に効果がありました♪
ソラマメに赤い斑点が!無農薬栽培なので、農薬に頼らず対策してみた。
これがその時の様子。春になり、様子を伺っていますが花も咲きスクスクと成長しています!
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