ども、よーへい(@campanella225)です。
これまでに、赤ワインを作ってみたり、ロゼワインに挑戦してみたり、畑で取れたブラックベリーを果実酒にしたりと…作ってみたいお酒は合法の範囲内でつくってきました。
今回は柚子で作るチェッロです。チェッロって馴染みがない方が多いですよね?
チェッロは果実酒の一種で、イタリアが起源。有名なものとしてはリモンチェッロという名前で売られているレモンで作られるチェッロです。
今回はこの原料をレモンではなく、柚子で作ってみます!なぜに柚子で作るのか?というと余っているからです(笑)いつもの通りw
ブロガーのイケダハヤトさん(IHayato)の柚子を買ったんですよね。
高知の限界集落から、イケダハヤトさん(@IHayato)の柚子が届いた!
箱の隙間に鼻を近づけると柚子の香りが…
開けると部屋が柚子に(笑)めっちゃイイ香り。
地元での柚子を… https://t.co/0Z9s2k8YWK pic.twitter.com/PuifEoZzz6
— 高下陽平|Youhei Takashita (@campanella225) November 29, 2016
柚子チェッロのレシピ
まずは今回のレシピを紹介していきます。使ったものとしては、
- スピリタス(アルコール96%) 500ml
- 上白糖 500g
- 水 500ml
- 柚子の果皮 適量
- ハチミツ 少々
こんな感じですね。柚子の皮については個数で言えば12個ほどを使用していますが、大きさも様々で正確な個数はわかっていません。
最低でも用意するスピリタスに浸る分くらいが必要ですね。実際に作ってみて、もっと多くしても問題はないなと感じています。
柚子チェッロの作り方
チェッロの基本はアルコール度数の高い酒に柑橘類の果皮を漬け込みます。それによって、果皮内の油成分をアルコール側に移していくんですね。
その油成分には色素・香り成分が多く含まれているので、アルコールにしっかりと着色・着香することが可能なのです。
出来上がったアルコールとシロップを混ぜて味の調整をし、完成となります。シロップの甘さや、香り・色付けの度合いなど、好みで作っていけるのが楽しいトコロ。
では、実際に作っていった手順を紹介していきます。
柚子の果皮を切り取っていきましょう
柚子の果皮を使うといっても、使うのは表面の黄色い部分だけです。裏側の白い部分はなるべく少なくしましょう。
その理由としては苦味成分が多いから。白い部分も一緒に漬け込んでしまうと、香りや色と一緒に苦味も出てしまうんです。
僕はピーラーを使って果皮をむきましたが、とっても上手くいったのでオススメです!
仕上がりはこんな感じです!
綺麗に出来てるでしょ??!!
なれてくると、スルスル〜っと短時間で出来ました。1つ注意点としては、初めて知ったのですが…かなりヌルヌルするんですよね。手を滑らせて、怪我のないようにご注意ください!
1週間ほど、スピリタス(お酒)に漬けこむ
果皮の用意ができたら、お酒に漬けていきます。
なるべく高濃度のアルコールを使用した方が果皮からの成分抽出が早く進みます。もちろん、アルコール度数を50%くらいに落とし、その分だけ漬けこむ時間を増やすというのも有効でしょう。
今回は世界最高純度を誇るポーランドのお酒『スピリタス』を使います。
きっと、見たことや噂は聞いたことがあるのでは?本国のポーランドでも、そのまま飲むという事は基本的に無いようです(笑)触るとヒヤァ〜っとします。注射の前の消毒と同じですね…
という事で、取り扱いには十分に注意してください!火気厳禁です!
密閉できる容器に準備しておいた果皮とスピリタスを入れます。そのまま約1週間。入れてある果皮の色が白っぽくなるまで漬け込みましょう。
たまに容器ごと振ったりして、中身をかき混ぜてあげてください。
シロップを作ります!
シロップは市販されているガムシロップと水を混ぜても良いです。
甘みの調整は個人個人の好みに合わせてみてください。また、この時に加える水の量で最終的なアルコール度数も調整が可能です。
今回は、上白糖500g・水500mlでシロップにしました。
上の写真に書き込みましたが、より香りを強くできないか?という事で絞った果汁も加えています。
味見をしてみて、もう少しコクのような旨みが出ないかなぁ…という事でハチミツも少量(約大さじ1)入れています。これが効果絶大でした。本当に生まれ変わった感じ。
もし、シロップ作りで味に物足りなさを感じたらハチミツを加えるのはオススメです!
ウーゾ効果を楽しんでください!
1週間後、漬け込んでいた果皮の色が白っぽくなっています。
ここまできたら、漬け込んでいる果皮を取り出し着色・着香されたお酒とシロップを混ぜます。これは、どちらかの容器に注いで混ぜてください。特に注意点はありません。
強いて言えば、スピリタスを使用される方は火気厳禁!それだけは注意してほしいです。
では、お酒とシロップを混ぜると…濁ります(笑)
ウーゾ効果って??
いきなり書いていますが、ウーゾ効果という現象で白濁します。
この現象はアルコール内に抽出されて溶け込んでいた柚子の油成分が、シロップと混ざる事で加水され溶け込んでいられなくなり析出してくる現象です。
高アルコール濃度の下では油成分は油で液体の油でいられます。そこにシロップ内の水分によってアルコール度数が下がり、溶け込んでいられなくなり析出。
析出と書きますが粒々感はありません!白濁するだけです。
オススメの飲み方は?
ウーゾ効果で白濁したら完成♪あとは飲んでみましょう。
スピリタスで作った今回の柚子チェッロ。まだまだアルコール度数が高いです。そのままストレートで飲んでしまうと、『カーーーーっ』となります(笑)
試した中で一番美味しかったのは、単純にソーダ割りですね。強いお酒が好きな方は、そのまま冷凍庫に入れてキンキンに冷やしてショットで飲むのも良いと思います。高アルコール濃度なのでくれぐれもお気をつけください。
果実はどうするのか?
柚子の果皮だけを使ってチェッロを作ります。では、果実は捨てるのか?というと…さすがにモッタイナイですよね。
我が家では、シロップに果汁を少し混ぜました。それでも多くの果汁が余ったので、柚子ゼリーにしたりビールに入れてみたり…
絞った後の白い部分の皮は冷凍保存し、その都度、お風呂に入れて柚子湯に。意外と香りも出ます。また、ピラーで剥いていた時にも書きましたが、ヌルっとしてるんですよね。
このヌルヌル成分が保湿・美肌に効果があると言われていて、柚子湯には十分な効果がありそうです。
また、種子からも同じようにヌルヌル成分が出てきます。これもアルコールや水に浸ける事で抽出が可能です!実際に妻が作っていたので、こちらも別の機会に紹介しますね♪
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スピリタスは通販で買った方が便利です!
大型の酒量販店がお近くにある方は手に入れやすいですが、スーパーでは取り扱っていないことが多いです。実際、僕は数店をハシゴする羽目に…
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