【福井市】オシャレな日本酒バー「RICE BAR」で福井のグルメと酒に出会う。

RICE BAR 旅行・観光
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旅行の楽しみの1つとして「食・グルメ」があります。むしろ、「そこがメインじゃねぇか!」という方も多いですよね。

先日、米どころの1つ福井県へお邪魔していました。米どころといえば日本酒!

可能なら「福井県の日本酒、料理を大切にしている素敵な飲食店に行きたいなぁ…」なんて考えながら入ってみたお店が本当に素敵なご主人と空間、そして酒が揃うお店だったんです。

RICE BAR CRAFT SAKE LABO(ライスバー・クラフトサケラボ)

RICE BAR

元々の廃墟感も少し残されていて、幻想的な雰囲気がある入り口。

福井市の繁華街「片町」から歩いて数分。約1年前にオープンしたばかりの新しいお店。

廃墟と化していたビルをリノベーションし、『食や工芸、北陸のものづくりを発信』する拠点として生まれ変わった施設「CRAFT BRIDGE」の中の1店舗。

そんな背景があるとは知らずに入ったのですが、まさに求めていたお店だったんですよ。

9月ということで「ひやおろし」季節ごとの日本酒も揃う

店内に入るとカウンターに枡と日本酒が並んでいた。

RICE BARの店内

「RICE BAR」の焼印が入った枡。

9月ということで「ひやおろし」が数多く揃えられていました。

「ひやおろし」というのは、冬に搾られた新酒が劣化しないように春に火入れ(加熱殺菌処理)をし大樽にて貯蔵したもの。

そのまま夏を越し、2度目の火入れは行わずに「冷や」のまま「卸して」出荷するお酒のことをさします。この「冷や」「卸し」をとって『ひやおろし』と呼ばれるようになったんですね。

特に9月に出荷されるひやおろしは「夏越し酒」とも呼ばれます。名前の通り夏を越してきたお酒。こういうの堪らんのですよ(笑)食材にも旬があるようにお酒にも旬の季節がある。

それを感じながら、季節ながらの美味しさを楽しむって当然のことのようで…なかなか自宅ではやれなかったりする。

最近では自宅に厳選された日本酒が定期的に届く『プロ厳選のおすすめ日本酒「saketaku」』といったサービスもある。季節に合わせたお酒を飲むには利用するのもアリだなと考えてます。

なんにしても、とても贅沢な楽しみ。

RICE BARの店内

月ごとに季節感を大切にしたオススメが揃う

福井県、そして北陸の酒

「ひやおろし、良いっすねぇ!」なんて言いながらメニューに目を運ぶと福井県の銘酒が名を連ねていた。一例ですが、

  • 福井 白岳仙 涼純辛口
  • 福井 越前岬 涼香純米吟醸
  • 福井 黒龍 あどそ
  • 福井 早瀬浦 吟撰 越の雫
  • 福井 紗利 五割諸白 純米大吟醸
  • 福井 花垣 SHUSHUSHU スパークリング etc…

その他にも北陸のお酒が並びます。

RICE BARのメニュー

北陸の銘酒が並ぶ!

とことん、福井と北陸!今回、僕のオーダーしたお酒の1部分を紹介。

黒龍酒造「黒龍 しずく」

福井県出身の友達からTwitterでこう教えてもらっていた。

https://twitter.com/iwasaki_08/status/909046250304974848

ってことで、黒龍と梵は飲まねば!

黒龍 しずく

そりゃ美味しいよね(笑)

香りと甘みが特徴かなと。いわゆる日本酒クサさが苦手な方にはオススメ。誰でも美味しく飲めるキレイなお酒!

加藤吉平商店 「梵(born)」

加藤吉平商店の梵(born)

実は昼間にもお蕎麦やさんで「梵(born)ゴールド」を頂いていたのだけど今度はひやおろし。

僕はひやおろしの方が好きだったかな。梵で感じるのはキレの良さ。サラサラ入っていく感じ。

白岳仙 ひだまり

白岳仙  純米酒 ひだまり

その名の通り、ひだまり燗がオススメ

どうしても燗酒は外せない(笑)燗したお酒の多幸感って他の酒にはない独特の酔いだと僕は思うんですよ。いかがですか?

この白岳仙「ひだまり」はひだまり燗という温度帯を狙った造り。面白いよなぁ、ひだまり燗って30〜35℃くらいの人肌程度。熱いといこともなく、冷たくもない。ヌルいに近いかな。

印象に強く残ったのは舞美人

全部で4種類の日本酒を頂いたんですが、一番印象が残っているのは舞美人のひやおろし。なぜか、写真に撮っていないという…(笑)

個人的な好みとしてクセがある方が好きなんです。人も酒も(笑)

黒龍、梵は万人に愛されるお酒。本当に美味しい!ワイン好きの人にもオススメ。フルーティーさが気にいると思うんです。その中で舞美人はちょっと変わったクセ。

酸っぱい系の日本酒。ほんのりとですよ!でも、このクセに福井が出てるのかなぁなんて感じながらいただいた。

アテに頼んだ「へしこ」の刺身が絶品

へしこの刺身

刺身ってことで恐らく酒洗いしたへしこ

福井の発酵食品といえば「へしこ」。特に鯖のへしこは有名なんですが、なんでもへしこにするようです。イワシやイカのへしこも存在しています。

塩辛さと独特の臭み(好みによるけど、僕は好き)が特徴。焼いて好し、生で好し、パスタに入れても好しとめっちゃ使える食材でもあります。アンチョビに似てます…まぁ違うけど(笑)

福井にきたら1度は食べてみて欲しいものです。ソースカツ丼とかも有名だけどさ、へしこも食べてみてね。

改めて福井が好きになった

酔いも回ってきた頃、「この店、愛知にも出してくださいよ!愛知の食と酒で!」と思わず店主に話しかけていた。そのくらい、好きになってしまった。

とことん地元の食とお酒にこだわっていて、それでいて押し付けがましくもなく。

気がつくとお酒がスイスイと吸い込まれていく。絶対に再びお邪魔したい。

『食や工芸、北陸のものづくりを発信』する拠点

まさに発信しているお店だった。

住所
〒910-0006
福井県福井市中央3-5-12クラフトブリッジ1階
ご予約
0776-30-1100
営業時間・定休日
18:00-24:30・日曜定休

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書いている人

1983年製。3児の父親。レコーディング・エンジニア。休日や平日の早朝は、趣味とは言えなくなってきた30坪ほどの畑と、1反の田んぼで過ごす日々…(笑)
大好きなお酒から発酵文化に興味を持ち、米を作っているなら麹も!ということでマイクロ麹屋さんを始めました。どうなっていくんだろ、僕の人生。

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