稲の花が咲いてから早くも1ヶ月が経ちました。
その間、「稲の小さな花はお米のようだった。」という記事に書きましたが本当に小さなお米粒のような花が咲き乱れ、少しずつ稲穂がこうべを垂れていくのは感慨深かったですね。
収穫まであと1週間。
この1ヶ月をふり返ってみます。
垂れ下がる稲穂に実りを感じる
8月末の時点では花が終わり、穂が膨らんできたように見えるもののまだまだ直立状態…「大丈夫かよ…(苦笑)」と不安げに見つめていました。
それが9月に入る頃には一気にこうべを下げ始めたんですよね。
まだまだ青いけれど、「来た来た!」って感触を強く感じる。で、大人になった今では当然なんだけど実れば穂がこうべを垂れる。
子供の頃はろくに考えてなかったなぁと。実れば稲穂の重さが重くなってこうべを垂れる。起こっている現象は当たり前のことなんだけど、ふむふむとうなづいてしまった。
台風の襲来!!
9月17日。台風18号が襲来。
その頃、ぼくは仕事の都合で福井に閉じ込められていたんですよね…もちろん、愛知県にいたところで台風相手になす術なんてないわけですが。
大丈夫かなぁ…と不安な気持ちを持ちながらも、「【福井市】オシャレな日本酒バー「RICE BAR」で福井のグルメと酒に出会う。」という素敵な出会いを堪能していました。
翌朝、地元の状態を聞いてみるとかなりの強風で街路樹が倒れたり、自宅のお手製駐輪スペースが崩壊するなど被害が出ていました。
「あいちのかおり」でよかった
田んぼはというと無事に台風を切り抜けてくれました。周囲をみていると極1部では倒伏がみられましたが、甚大な被害ではなかった様子。ぼくのところも無傷♪
これがコシヒカリだったら、1発でKOだったんだろうなと思います。
コシヒカリを作られている方は、台風シーズンに突入する前に刈り取っているわけですが、いつ台風が来るかはわかりません。稲のしっかりした「あいちのかおり」のおかげで助かったのかもなと感じる。
稲コウジ病の発生
本来は病気なので防除することが多いそうですが、ぼくはコイツを待っていたんですよ(笑)
その名も「稲コウジ病」!
糀を作るために使われるコウジカビは「アスペルギルス・オリゼー」というカビ。でも、ここに繁殖しているのはアスペルギルス族ではないカビ。
なので、糀づくりとは関係がないのですが…かつてはこの黒い胞子を使って糀づくりの種になる「種糀」を培養したそうなんですよね。
今でも、千葉県にある酒造・寺田本家さんではその手法で種糀を取ってきて培養しているそうです。スゲェ!!
もちろん、黒くなった稲穂は持ち帰ったので培養に挑戦してみたいと企んでいます(笑)ちょっと危険そうだけど。
さぁ、収穫まで1週間を切りました!
5月に田植えをしてから早4ヶ月。
ドタバタ劇も終わりを迎えようとしてます。収穫が終わって、米を食べたぼくは何を思うんだろう…
そして、こんな初心者に期待をかけてくれた人たちがいっぱいいるんですよね。地域にも友達の中にも、そして会ったことはないけれどネットで繋がった方々。
一つの回答が出るような気持ち。ワクワク…
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