7月の上旬から本格的な中干しの期間に入り、その間は田んぼの水がない状態。
過剰な分蘖を抑制し美味しい米を!中干しの効果と目的。|チョコマシュブログ
前回はそんなお話をしていたのですが…気がついたらもう8月も下旬!バッタバタの日々で更新もろくに出来ず…(泣)まぁ結局のところ、僕は書くことよりも動いている方が好きなんですよね。
でも、ちゃんと更新はしていきます!ユルユルとですが、お付き合いください。
ということで、現段階では中干しは終了しております。今回はそのあたりをまとめていきますね。
中干し終了後は少しずつ水を戻していく
「中干し」の目的は大きく3つ。
- 水を切る事で過剰な分蘖(ぶんげつ・ぶんけつ)を防ぎ、出穂を揃える。
- 地中に酸素を供給し、溜まっているガスを抜く。また、地中へ根を向かわせる。
- 稲刈りの時期に機械が入りやすいように土を硬くしておく。
でした。
ひび割れするほど干したところに一気に水を入れて深水にしてしまうと、根腐れを起こしたり葉が枯れたりする。カラッカラのところにいきなり水をぶっかけられてもビックリするよな…
湛水と落水を繰り返す間断かんがい
なので、一般的に行われているのが少しずつ水を入れてからの「間断灌漑(かんがい)」。
「間断かんがい」というのは、湛水と落水を数日ごとに繰り返す方法です。ようは水をためては抜くということですね。水を抜いた時も1〜2日はそのままにして、また溜めていく。
そうすることで、先ほど書いていたような障害を抑える。
個人的にここまでは調べていたんですが…師匠は「ゆっくり水を戻せば、それでOK」って。2〜3日間は地表に水が溜まるか溜まらないかくらいで調整して、そのあと湛水にする。
おさえているポイントは同じですね。
田んぼの取水方法を紹介
中干しを終了し、水を入れるときに動画を撮っていたので紹介しておきます。
田んぼやっていない人にとっては、意外な方法なんじゃないかな?田んぼが身近にある環境で育ってきたんですが、こんな風に取水しているのは始めるまで知らなかったんですよね。
用水と田んぼとの水位の差で勝手に入っていきます。
水管理と草刈り、そして出穂が待ち遠しい。
水を戻し始めたのが7月22日。出穂の予定はだいたい8月10日前後。
日々、水管理と雑草が出てきていないかのチェック。そんな日々が続く。どちらかといえば単調な時期だった気がします。
単調ではあるけれど、穂が育つ時期なのでめっちゃ重要!
毎日、出穂の気配を探して「まだかなぁ、まだかなぁ…」と稲を見つめてました。
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