稲の小さな花はお米のようだった。

稲の花 米づくり
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「もう〜い〜くつ寝〜ると〜お正月〜♪」って今も昔も歌ったりはしないんだけど、楽しみにしている気持ちだけはわかる。

子供の時ってお正月が楽しみだったなぁ。なんでだろう…お年玉かな。なんとなく浮かれてたのか(笑)

そんなワクワク感を稲の出穂を待っているときに感じていた。心配も入り混じってるけどさ。

毎朝、毎朝チェックするんだけど…いっこうに出てこない。

出穂の予定は8月10日前後と聞いていたのに7月末から「まだか、まだか」と言っていたのね。「焦るな、そんなにはよは出てこんよ」と自分に言いきかせながら通う日々。

出穂予定の8月10日

僕の田んぼの裏手ではコシヒカリの栽培が行われているですが、そちらは田植え時期も早く、すでに穂が黄金色に近づいていっていた。

散歩しているおじいちゃんの話によると…

じい:コシヒカリは倒伏しやすい。だから、台風の時期をなるべく避けたいんだよ。田植えも早かっただろ?全て収穫を早い時期にズラして収穫高を高めるためなんだよ。

ぼく:なるホドォォォx〜〜〜!!

散歩中に挨拶するだけの関係だったじいちゃんが一気に先生に変わった瞬間だった。そんな人がゴロゴロいるんだよな…色々と教えてもらわないと。

出穂せず…

そんなやり取りをしていた8月10日。僕の田んぼの出穂予定日。なんか、こうやって書いていると出産予定日のような趣が出てくる。気持ちとしても似ている。

出穂予定日。

うん、その日は結局のところ出穂は確認できなかったんですよ。

出穂

これかなぁ…と、出穂の気配を探しまわった。

稲をそっとかき分けては出穂の気配を探す。これって、そうなの?ってことで一応は写真に取っておいた1枚。

待ちに待った出穂が!

毎朝、ゆっくり稲を観察してみるけれど出穂が確認できず。隣の師匠の田んぼも見て回ってみると…出穂してんじゃん。そんな日々が続いた。

そして出穂予定日を7日間すぎた朝、やっときました!

出穂

この様子だと…たぶん2、3日前から顔出してたんだと思う(笑)でも、見つけられなかったんだよね。周辺を探してみると、他にも出穂が確認できた。一安心。

稲の花は小さな米粒のようだ

出穂確認!!と喜んでいた翌日。

「あれっ?…花咲いてない?」

毎日、ぼくは何を探し回っていたんだろう…翌日には花を発見。幼い頃に実家の前にあった田んぼで見て以来。二十数年ぶりに稲の花をみた。

インスタの方でいただいたコメント、「稲の花って、花自体がお米つぶみたいで可愛い♡」って。

改めて見てみると、本当に米粒みたいなんだよね。

出穂してきた米から小さなお米つぶが溢れ出てきてるように見える。

稲の花

これは本日の状態。順調に出穂していき、花が咲いています。

少しホッと一安心してるけれど、今が1番重要!まさにお米が実っていくところなんです。水をしっかり供給しながら、あとはお天気にも恵まれて欲しいなぁ。

ぼくのところは心配していないけれど、曇天が続くとイモチ病が出てくるところもありますからね。

新たなステージに入ってきた田んぼ。残り2ヶ月弱。がんばろ。

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米づくり
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書いている人

1983年製。3児の父親。レコーディング・エンジニア。休日や平日の早朝は、趣味とは言えなくなってきた30坪ほどの畑と、1反の田んぼで過ごす日々…(笑)
大好きなお酒から発酵文化に興味を持ち、米を作っているなら麹も!ということでマイクロ麹屋さんを始めました。どうなっていくんだろ、僕の人生。

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