支柱をティピー型仕立て!今年のきゅうり栽培。

ティピー型 家庭菜園
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今年のきゅうりは調子が良い。毎年、きゅうりは植えているのだけれど今年は明らかに違うの。例年は植え替え直後の虫の襲来で弱る、その消耗が後をひく、株のたくましさが足りない。収量も少ない…。ということが良くある。

今年はさ、虫の襲来以降の復活が素晴らしいんだ。株がたくましく育っているのが見ていてわかる。

何を変えたかっていうと、支柱の仕立て方。

これまでは多くの方もやられていると思われる網にきゅうりを伝わせていく方法。支柱を立てて、そこに網をかけて、あとはきゅうりにツルを伸ばしてもらう。株元をしっかりさせるために短い支柱をさらに立てて固定するのも良いかな。

初挑戦!ティピー型仕立てできゅうり栽培

でね、今年は網を使わない方法にしたんです。支柱の仕立て方を『ティピー型』にしてみた。長い支柱を4本使い、ティピー型に組む。ティピー型っていうのは超シンプルなテント型っていうと伝わるかな?

支柱の下にきゅうりを植えて、成長に合わせつつ麻紐をグルグルと巻いていく。

その麻紐にきゅうりがツルを絡ませて伸びていく方法。とはいえ、この子はちょっと誘引ミスしてるんだけどね(笑)ツルをほどいて、誘導し直しました。

ティピー型支柱立て栽培のメリット

これから収穫時期が始まろうというタイミングなので、収穫がどうこうという話はできないのですが、ここまで管理というか、栽培してきての感想をまとめておきたいと思います。

きゅうり栽培初期の管理がとてもしやすい

色々な野菜においてもそうですが、きゅうり栽培においても初期は株の成長に養分を送るために不要な脇芽などは摘むんですよね。具体的には第5節に花が咲くタイミングで、それ以下の節に出始めている脇芽は全て摘みます。

これまでも脇芽つみはやろうやろうと考えていたのですが、なかなか上手くいかなかった。それは僕の観察力が良くないということもあるのですが、網に絡ませる方法の初期って隣り合った株が絡まったりしてそれぞれの株を単独で観察しずらくなってしまう。

それに対して、ティピー型で仕立てるとそれぞれ麻紐に添うように斜め横に誘導していくので株同士の葉が干渉しない。

家庭菜園のきゅうり

ちょっとわかりづらい写真で申し訳ないのですが、半時計回りで株を誘導しようとしているところ。どうしても上へ上へと伸びたいところを横へ横へと再誘導します。

そうすると、1株1株がキレイに見渡せるようになる。おかげで脇芽を積むことも簡単でしたし、摘果も用意です。葉が重ならないことで日当たりの面でも良い気がします。さらに風通しも良くなるので、カビ系の病気の予防にもなっているのかも。今現在で感じているティピー型の1番のメリット。

実は省スペースな栽培方法。

実はティピー型の仕立てを見た時になんとなくスペース効率が悪いように感じたんですよね。テント型の中に対角線の位置に1株ずつ。計2株を基本として植えています。正直、これだけ?という気持ちになる。

支柱も4本も使っていますし。でも、実際に使ってみるとティピー型の内部でルッコラを育ててみたり、少し季節は遅めですがラディッシュを育ててみたり。使いやすいんですよね。

ラディッシュときゅうりって相性がいいそうですね。コンパニオンプランツの関係にあります。そのおかげか、ぷっくりと太ったラディッシュが育ちました。

そして、実際のところ植えられている株数としては変化していない。ティピー型を作っている支柱の間隔は約1メートルになっています。その中に2株。(実験として4株パターンも試しています。)

同じスペースにティピー型ではなく従来の網をかける方法で定植したとしても、株間をとると2株が適正かなと。詰めていけば3株もいけなくはないですが。

そう考えるとスペースを無駄にはしていないかなって感じています。最初に支柱を組んだ時は微妙な気持ちになったけど、冷静に考えると問題ないねって。

ティピー型仕立てのデメリット

次はティピー型キュウリ栽培のデメリット。

支柱などの資材が必要

一番に感じるのは支柱。1つのティピー型仕立ての中に2株で計算すると、6株のキュウリを植えるのに2メートル弱の支柱が12本必要になってしまいます。

これ、結構デメリットかなと個人的には感じています。僕の場合、竹の支柱と緑色の支柱と混在していますが、緑色の支柱は周囲の方や畑を辞めていった方からお古をいただいて集めたものなんですよね。仮に、支柱を買うとなるとそこそこお金がかかる。

網をかける場合もそこそこに支柱は使いますが、半分くらいの数で対応できるんじゃないかと経験的には感じます。まぁ、そこに網を足せば経費はさほど変わらないか…?

あとはこういった竹の支柱を使ってみたり。どちらにしても手持ちの支柱が少ない方には始めにくいのは否め無さそうです。

栽培管理は格段にしやすくなった。

今のところ感じているデメリットは資材の面だけですね。収穫まで終わった時に何かあれば追記しておきたいと思います。

ただ、本当に栽培管理は格段にしやすくなりました。僕自身がけっこうズボラな事と、この時期の田んぼの忙しさとで毎年キュウリのスタートは良くないんですよね。後で盛り返すのですが、どうしても株もさほど強くなさそうですし、実際に体力不足なのか途中で弱ってしまっていた。

家庭菜園のきゅうり

今年は株もたくましく育ってきてくれてるので期待です。さっそく、今年のファーストきゅうり。ちょうど梅雨の雨と重なってあっという間に大きくなりました。また、来週から梅雨空が戻ってきそうなので、一気に育つかな。楽しみです。

では、また。

 

家庭菜園
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書いている人

1983年製。3児の父親。レコーディング・エンジニア。休日や平日の早朝は、趣味とは言えなくなってきた30坪ほどの畑と、1反の田んぼで過ごす日々…(笑)
大好きなお酒から発酵文化に興味を持ち、米を作っているなら麹も!ということでマイクロ麹屋さんを始めました。どうなっていくんだろ、僕の人生。

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