こんにちは♪よーへい(@campanella225)です。
無農薬・有機栽培で野菜や果物を育てています。皆さんは「くん炭」をどのように使われていますか?「使わない」という方も多いと思います。
僕が「くん炭」を使う理由は農業の師匠がススメるから。この師匠、長年にわたり無農薬・有機栽培を行ってきた方。その方が「くん炭」を多用するんですよね。
こちらの記事でも紹介しています。
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今回はその「くん炭」を使うことの良さをお伝えします。
自然農法的くん炭の使用方法
どんな風に使っているのかというと、こんな感じ。
作物を真上から見た時に、葉っぱをグルッと囲んだ範囲にサラサラサラっとまいておきます。
使い方としてはこれだけ。作物が成長して葉が大きくなったり、風雨で流れてしまったりしたら都度、足してあげてください。
野菜の苗なら軽く一握りを与えれば十分な量です。
くん炭には良いことしかない!!
ここまでに書いたように使い方はとっても簡単。まくだけ(笑)
元々は土壌改良剤なので、土と混ぜこんで使うという方法も一般的に行われていますが、僕は行っていません。自然農法から考えると、混ぜ込む利点がイマイチ理解出来ないことが理由です。
「くん炭」をまくだけで3つの良いことがあります。
- 作物の病気を防ぐことが出来る。
- 地中温度の上昇。
- 作物の甘みが増す。
こういった感じです。
なぜ、病気を防げるのか?
家庭でトマトやキュウリを栽培すると必ずと言っていいほど、下葉が病気になりませんか?「気づくと葉っぱが黄色く変色していた」なんてことはよくありました。
この原因は「泥はね」。雨や水やりの際に地面の土が跳ね上がり、葉の裏に付着してしまうことで引き起こされます。
土が悪いわけではなく、土に含まれる細菌が葉に付着して病気になるんですね。
葉の周囲に「くん炭」をまいておくことで「泥はね」を防ぐことが可能です。この目的で一般的に使われているのが「マルチ」。
穴の空いた黒いやつ。これだと、どうしても葉の小さな時は「泥はね」を防ぎきれないんですよね。
黒いから地中温度が上がる。
地中の温度が上がれば「野菜」にとって良いか?というとそういう話ではない。
重要なのは、「温度差」。大気中の温度と地中の温度との間に、どれだけの「温度差」が生じているか?ということが大切になってくる。
正直、まだまだ経験や知識が足りないので大きなことは言えないが基本的に人の手の入った土地(農機具や肥料が使われている土地)は温度が下がる。
その時、大気と地中の温度差がなるべくない方が「野菜」にとっては良い。良いと言うか、より自然界に近い状態に持っていける。
作物の甘みが増す
これは「くん炭」のみで起こる変化ではないと考えています。
くん炭は「炭」です。炭には無数の小さな穴があります。その穴が微生物の巣となり、土壌を改良していくことで「甘み」につながるのではないかと想像しています。
くん炭のすぐ下には「堆肥」を敷いていますが、これはいわゆる「土の材料」。まだ良い土になりきれていない状態ですよね?
その上に「くん炭」をまき、微生物が増え、堆肥をさらに分解・発酵させていく。結果、良い土壌になっていく。
その結果が「甘み」につながる。
自然農法は生き方にも影響を及ぼす
今回は「くん炭」について書きました。自然農法は『いかに「作物」にとって生きやすい環境を整えていくか?』に主眼が置かれていると感じます。そして、その結果として恩恵を最大限のモノにすることが出来る。
まだ始めたばかりですが、生き方そのものにも影響を与えてくれています。
今後も自然農法についてはどんどん書いていきたいと思います。
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