腸内フローラの改善に頭スッキリ!甘酒の成分からみる健康効果。

甘酒 発酵
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こんにちは、すっかり発酵の沼にハマってしまった、よーへいです。今回も甘酒のお話。

前回、甘酒が甘くなる理由を紹介しましたが今回は甘酒の健康効果について。甘酒は『飲む点滴』と呼ばれているワケですが、何をもってそうさせているんだろう?

お肌に良いとか、腸内フローラが…などなど、色々と言われています。

僕の実感としては、「仕事疲れたなぁ〜…」ってときに数日にわたって毎朝飲んでいると頭と身体がスッキリするってコト。確かに身体に良い実感はあるんですよね。

今回はその辺りをまとめていきたいます。なぜ「飲む点滴」と呼ばれるのか?そして、あなたの毎日の健康に活かしてもらえれば幸いです。

甘酒の成分って??

糀とお水、米を入れたり入れなかったりして作られる甘酒ですが、その成分がどんなものかというと、

  • ビタミンB群(B1、B2、B6、葉酸)
  • 食物繊維
  • オリゴ糖
  • アミノ酸
  • 大量のブドウ糖!

ここでピンとくる人も多いんじゃないですか?

そう!成分が点滴に似ているんですよね。濃度や成分比率は別として、成分構成として点滴に近い。ここから「飲む点滴」の名前が付けられているってコトなんです。

…ってこれだけの内容で終わるわけにもいかない(笑)

オリゴ糖と食物繊維で腸内フローラ改善

という事で成分ごとに見ていきましょうか。

1つ目がオリゴ糖。オリゴ糖というのはブドウ糖や果糖のような単糖類ではなく二糖類以上のものの総称です。いきなり、わかりにくいですよね…

ブドウ糖などの単糖類は糖類の最小単位。で、この単糖2つが結合すると二糖類。3つだと三糖類という関係になっています。イ〜ッパイつながるとデンプンね。

イメージとしては「何人で手を繋いでいるか?」で「○糖類」って名前が変わる感じ。

オリゴ糖は腸内で菌のエサになる

オリゴ糖には整腸作用があるとされています。その理由というのが、腸内細菌のエサとなって彼らの増殖を助けるからなんですよね。

腸内細菌が増えるから腸内フローラの改善へとつながっていく。

そんなオリゴ糖、実は人間にとっては消化しにくいものなんです。だからこそ腸にまで届く。胃では消化吸収されないからですよね。

なので、多量に摂取しているとお腹をこわす事があります。「オリゴ糖」で検索すると、「体に悪い」とか「消化できない」と言ったキーワードが出てくるのはこのため。

何でも過剰摂取はよくないですからね。

必須アミノ酸が含まれる

必須アミノ酸って聞いた事ないですか?アミノ酸の中でも体内で合成できないものを必須アミノ酸と呼んでいます。これらは体内で作れないため、食品から摂取するしか方法がない成分なんです。

アミノ酸はタンパク質は身体を作るもとなので、もちろん肌のもとでもあるわけですよ。僕自身は肌の調子を気にしていないので、正直なところ実感としてはわかっていないんだけど…

甘酒に美容効果があるという話は、腸内フローラ改善&アミノ酸摂取というところが理由となっているようですね。

タンパク質を分解、プロテアーゼ

アミノ酸がどこからやってきたかというとタンパク質。お米に含まれるタンパク質がもととなっています。

前回の「甘酒が甘い理由。糀の酵素作用とかについて書いてみた。」では酵素・アミラーゼの話をしていました。アミラーゼはデンプンを分解してブドウ糖にしてくれましたよね。

ここでもアミラーゼと同様、コウジカビが作り出したプロテアーゼという酵素が働いています。タンパク質をアミノ酸に分解してくれる酵素。

プロテアーゼの働き

プロテアーゼの働き

プロテアーゼといのも総称なんですが、ここではOKというか僕自身の知識が追いついてない…!

脳の栄養補給で気分スッキリ!

前回の記事で書いているので説明しませんが、ブドウ糖は酵素アミラーゼがデンプンを分解して生成されます。

甘酒の甘さのもとであり、脳の栄養源

僕らの体の司令塔「脳」。脳が活動するためのエネルギー源ってブドウ糖なんです。さらに筋肉を動かすのもブドウ糖。ブドウ糖をめっちゃ必要としてるんですよね、僕らの身体って。

そんなブドウ糖いっぱいの甘酒。冒頭でのぼくの実感と合ってきますね。脳のエネルギー源であり、身体を動かすためのエネルギーでもあるので気分もパリッとしてくるわけです。

眠たいなぁって時にも効果はあると思いますよ。

まとめ

という事で、甘酒に含まれる成分とその効果を書いてきましたが「飲む点滴」と言われる理由がわかったと思います。

江戸時代、日本人はこの甘酒を夏場の滋養強壮ドリンクとして売っていました。しかも、市井の人々にも届くように値段を抑えていたそうです。

お米と微生物から作られる自然の栄養ドリンク。

甘酒を飲んでさえいれば元気モリモリで病気知らず!とまでは言いませんが、家庭でも簡単に作れますし、少しずつ取っていくと体調が整っていくのは僕の実感としては間違いないですね。

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小倉ヒラクさんのこうじづくり講座を終えて。

発酵麹・糀
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書いている人

1983年製。3児の父親。レコーディング・エンジニア。休日や平日の早朝は、趣味とは言えなくなってきた30坪ほどの畑と、1反の田んぼで過ごす日々…(笑)
大好きなお酒から発酵文化に興味を持ち、米を作っているなら麹も!ということでマイクロ麹屋さんを始めました。どうなっていくんだろ、僕の人生。

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