こんにちは!よーへい(@campanella225)です♪こう見えて、理系なんです。理科大好き少年だったあの頃…今は科学大好き33歳。
リトマス試験師になりたかった 。
ふと思い出した。誤字ではない。
「リトマス試験師」という、幼い頃に思い描いていた夢の職業。
* * * * *
理科が好きだったぼくにとって、「リトマス試験紙」の登場は衝撃的だったのを覚えている。
青と赤の試験紙。それぞれに試験したい液体を落とす。色の変化で液体の「酸性・中性・アルカリ性」を判定する。
単純に「すっげ〜!!」って驚いた。
なんで色が変わるんだろう?しかも、これで「酸性・中性・アルカリ性」を判定できちゃうんだよ?
「研究者」という存在に漠然と憧れていたぼくは妄想の世界で「リトマス試験師」という職業を作り出した。
来る日も来る日も、「リトマス試験紙」に溶液を落としては「酸性・中性・アルカリ性」を判定する。
多くの人が「この液体の性質を知りたい!」と言って、ぼくのところに判定を頼みにやってくるんだ。
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小学・中学ではお目にかかることがあったけれど、それ以降は出会うことはなかった「リトマス試験紙」。そりゃそうだ。何ができるって、溶液の性質を簡易的に判定。それだけ。
細くpH値を見たければ、「pH試験紙」を使う必要がある。そして、取り扱いも意外と面倒くさくて、汚れが少しでもついてしまうと判定を誤ることがある。
何より、pH値のわからない「謎の液体」なんてものが日常生活において、なかなか存在しない。そんなものを見つけた時に呼ぶべきものは「リトマス試験師」ではなく、間違いなく警察だ。
●リトマスについて豆知識
実は、リトマス試験紙の「リトマス」は発明者の名前ではない。
リトマス(英: litmus)は、リトマスゴケ(Roccella 属)などある種の地衣類から得られる紫色の染料。複数の化学物質の混合物である。CAS登録番号は1393–92–6。主に試験薬として用いられる。
コケから取れる染料の名前なんですよね。それを発見したのが、「アルナルドゥス・デ・ビラ・ノバ」というスペインの錬金術師。錬金術師って怪しげですけど、まぁ当時の科学者ですよね。
1300年ごろの話らしい。
当時ならば、こんな求人広告もありだったのだろうか?
『リトマス試験紙に溶液を落とすだけの、簡単なお仕事です!(時給1200円)』
何事も発想力だ。一見、馬鹿げてることもやってみる。自分の思いつきを無下にしない。自分の心の声を返り討ちにする必要はない。
「リトマス試験師」という妄想の世界でしか成り立たない職業を思いついた小学生のぼく。
そういう発想力。妄想力。ぼくは好きですよ。
だから、いつか息子が「リトマス試験師」になりたいと言い出したなら、ぼくは全力でそれを応援するだろう。
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