THE BIG ISSUE[ビッグイシュー]を購入してみた。そして、感じたこと。

ビッグイシュー 生き方
この記事は約5分で読めます。

THE BIG ISSUE[ビッグイシュー]をご存知でしょうか?僕はその名前と大まかな意義しか知りませんでした。

東京や大阪などの都会だと販売しているところを目にした事のある方も多いのかもしれません。僕の住んでいる地域ではみた事はありませんし、名古屋市内でも販売している方となかなか遭遇しません。

昨日、たまたま仕事の帰り道で販売している方を見かけたのでさっそく購入したのですが…そもそものビッグイシューへの知識が少ないので、これを機に調べてみました。

そして、実際に買った時の様子を書いておきたいと思います。名前や存在は知っているけど、実際に購入はした事がないって方の参考になればと思います。


THE BIG ISSUE[ビッグイシュー]って??

救済(チャリティ)ではなく、仕事を提供し自立を応援する事業

ビッグイシューのスタートは1991年のロンドン。日本では2003年の9月に創刊。ホームレスの人たちをチャリティするのではなく、ビッグイシューという「刊行物を販売するという仕事を提供」し、その方の自立を応援していく事業という事です。

販売のしくみについて

ビッグイシュー

販売のしくみ/ビッグイシュー日本より転載

定価350円の雑誌『ビッグイシュー日本版』をホームレスである販売者が路上で売り、180円が彼らの収入になります。最初の10冊は無料で提供し、その売り上げ(3,500円)を元手に、以降は1冊170円で仕入れていただく仕組みです。

引用元:ビッグイシュー日本

基本的な販売のしくみはこういった流れになっています。僕たちが1冊購入すると180円の収入が彼らの手元に残ります。

そして、路上での販売については幾つかのルールが定められています。

ビッグイシューの販売者は以下の行動規範を守ります。

  1. 割り当てられた場所で販売します。
  2. ビッグイシューのIDカードを提示して販売します。
  3. ビッグイシューの販売者として働いている期間中、攻撃的または脅迫的な態度や言葉は使いません。
  4. 酒や薬物の影響を受けたまま、『ビッグイシュー日本版』を売りません。
  5. 他の市民の邪魔や通行を妨害しません。 このため、特に道路上では割り当て場所の周辺を随時移動し販売します。
  6. 街頭で生活費を稼ぐほかの人々と売り場について争いません。
  7. ビッグイシューのIDカードをつけて『ビッグイシュー日本版』の販売中に金品などの無心をしません。
  8. どのような状況であろうと、 ビッグイシューとその販売者の信頼を落とすような行為はしません。

引用元:ビッグイシュー日本

これらのルールに違反している販売者を見つけた場合はビッグイシュー日本へ連絡するようにホームページに明記されています。また、個人的な寄付も断るようにとも書かれています。これらはすべて「自立」へと向かうためでもあり、その他の販売者との公平さを保つためでもあるようです。

ドキドキの初購入

「研修中」??

ホームレスの方が路上で売っていることは知っていましたし、いつか出会えたなら買いたいという気持ちをもっていたのですが、実際に見つけるとドキドキしてしまったのが正直な気持ち。上記のような細かなルールが設定されている事もさっきまで知りませんでしたし。

僕が最初にやったことは定価の確認。スマホを取り出して「ビッグイシュー 値段」でgoogle検索。

実際とは違う値段を言われたりしないか?そんな事が不安だったのです。ビッグイシューに興味を持っている方がどこかで販売者の方を見かけたとしても、なかなか購入するという一歩が踏み出せない人って多いのではないのかな…と、実感しました。

昨日、僕がお会いした販売者の方はIDカードの他に「研修中」のカードもつけていらっしゃいました。「研修中」なんてのがあるのか??次なる疑問が浮かび、再びgoogle検索です(笑)調べてみると…

こういったツイートを見つけました。これを見て僕は購入を決めました。

 

ぎこちない二人

購入を決め、350円を握りしめて近づいていく僕、近づいてくる僕を見つける販売者の方、明らかに買い慣れていない人と売り慣れていない人とが微妙な空気感を抱きながら距離を縮めていく。

僕「一冊、ください」

販「最新号ですか?」

僕「そうです。」

買えた。

僕もドキドキでしたが、さっきのツイートにもあったように販売されている方もドキドキしてるんだなと感じます。せっかく出会ったのにぎこちない空気感も嫌ですし、この販売者の方が研修期間を終えて、この場所での販売に定着してもらえると僕としても毎号購入しやすいので何か話をしていこうと思い、いつから始めたんですか?何てことを少しだけ話し、また来ますね〜って言ってお別れした。

感想と僕の気持ち

僕がビッグイシューを知ったきっかけについては覚えていません。ですが、確かに何年か前から知っていたし、販売していることを見かけたこともあった。

今回、偶然にも帰宅の道中で販売している方と出会えたことで実際の購入にいたったわけですが、そもそも何で僕は買おうと思っていたのだろう。

最初の発端は「支援」出来る事があるなら支援したいという事だったように思う。「支援者」になりたいという気持ちが強かった。

だが、今の気持ちはというと少し違う気がする。

オンラインでビッグイシューの記事を見ていたりする中で「単純に興味深い」記事がある。だから、購入する、それが一番の大きな購入理由だろう。それが支援になるのであれば、それはそれで良いと思う。なので、友人・知人に「ビッグイシュー」を勧めるとしたら、面白い事が書いてあるから読んでみたらいいと思うよって事になる。

「支援」はビッグイシューを経営されている方々がやっている事だし、そこに出資している方々こそが「支援者」だろうと感じる。僕は単に好きで買う事にした購入者。販売している方にもそう思ってもらいたいなと思う。

興味が出てきた方は是非、オンラインでも良いのでどんなモノなのか観て読んでみてください。


生き方
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書いている人

1983年製。3児の父親。レコーディング・エンジニア。休日や平日の早朝は、趣味とは言えなくなってきた30坪ほどの畑と、1反の田んぼで過ごす日々…(笑)
大好きなお酒から発酵文化に興味を持ち、米を作っているなら麹も!ということでマイクロ麹屋さんを始めました。どうなっていくんだろ、僕の人生。

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チョコマシュブログ

コメント

  1. りお より:

    初めてこちらのサイトに辿り着きました!ビッグイシューは確かに記事の内容が興味深いですよね。久しぶりにまた手にとって読みたくなりました。

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