少しずつ朝晩が涼しく感じられるようになってきましたね。
真夏のピークが去ったと天気予報士は言っていないけど、フジファブリックの「若者のすべて」を思わず口ずさんでしまう。そんな季節。
この時期って思っている以上に畑が忙しいのです。暑いので気持ちも萎え気味になるのですが…季節の移ろいは止まってはくれません。ニンジン、大根、白菜、そしてジャガイモ!8月中か9月のはじめ頃には種まきを終えないといけない。
この時期に種まきをするということは、その中の多くは年内に収穫するってこと。収穫まで3〜4ヶ月が多いからね。基本的には寒さのピークがやってくる前に収穫。
南北に長い日本列島においては、この辺りの感覚って各地域で違うだろうなぁ。調べると面白そうな部分。
ジャガイモを植える時期について
ということでジャガイモ。8月末までには植えたいんです。最初はこんな真夏に植えて大丈夫なの?って心配したものですが、生育期間と収穫時期について考えてみると見えてくるものがあります。
収穫は約3ヶ月後の11月末から12月の初旬。霜が降り始める前には収穫してしまいたいところです。
なぜなら、霜が降りると一発でジャガイモの葉が枯れ始めます(笑)かといって、それで収穫が出来なくなるわけじゃありません。ここまでに十分に芋が育っていれば問題なし。そのまま収穫して、楽しみましょう。
これが植えるのが遅れてしまうと話が変わってきます。
植えるのが遅れるということは未成熟なまま寒い時期に突入してしまうというコトになります。すると霜で枯れ、芋への養分供給が立たれてしまい、十分に育たないまま終わりを迎えてしまうというコトになってしまうんですね…残念っ。
種まき、定植、その時期によって運命は変わってくるんですよね。とにかく逆算して決めていくことが大切です。
ジャガイモの植える時のポイント
実は以前にこういった記事も書いています。こちらに基本的なポイントは書いてあるのでチェックしてみてください!
[kanren postid=”3132″]
今回はここに加えて考えたことを書いていきたいと思います。
植える前に芽かきをしておく
芽出しした時点で多くの芽が出ている時は先に芽かきをしておくコトにしました。どちらにしても、ある程度まで育った時点で芽かきが必要になります。
この芽かきがけっこう曲者で、引っこ抜く芽が残したい芽に引っかかったりしちゃうんですよね。それならば、先に芽の数を調整しちゃおうって発想。
深く掘って、薄く覆土
植え付けの時には溝を掘って、種イモを置いて稲藁か枯れ草などを被せます。これは覆土した後にも、芽が伸びるスペースを作ってあげるためなんですよね。
今回も同じことをしているのですけど、深めに掘っておいて稲藁を被せたら薄く覆土にしました。
これをすることを考えたのは、芽が出てきたことが早くわかること、芽かき&土寄せがしやすいこと。そして、土寄せによって埋まる深さをかせぐことです。
なぜか?それはジャガイモは茎に実をつける作物だからなんです。下の図で説明しますね。
茎が地中に埋まるほど実をつけるスペースが増えていきます。逆さ植えをする理屈も同じですね。
茎の周りにスペースを広く作ることで、芋が大きく育ちやすくなります。僕らも窮屈な空間よりも、広い空間でのびのびといきたいじゃないですか。そのスペースを作ってあげる気持ち。
まだまだ忙しい日々…
今回はジャガイモについて書いてきたけど、本当は1つ1つの作物について書いていきたいなと思っていて、今回がジャガイモなのは個人的に好きだからですね。子供の頃から好きなの。
そして、好きだからこそ自分なりの細かいポイントがあるんだろうなと感じましたね。さ、まだまだ忙しい時期が続きますが実りを楽しみに頑張っていきたいと思います!
Instagram、twitter、facebookどこにでもいますので、ぜひ声をかけてくださいね!ではでは。
こちらの記事もオススメです
・無農薬・無化学肥料のたねの店「たねの森」で固定種の種を買ってみた。
・【とうもろこし栽培】育て方の注意点や害虫への対策についてもまとめました。