ども、たかしたよーへい(@campanella225)です♪
愛知県小牧市大草(おおくさ)で開催されている「バンブーインスタレーション in おおくさ」。3年ほど前に存在を知り、毎年の開催を楽しみにしているイベントです!
地元でもあまり知られていない(おいおい…w)状態のこのイベント。地域のお祭りとしては盛り上がっていますが…もっと多くの方に知ってもらいたい!
「バンブーインスタレーション in おおくさ」って?
そもそも「バンブーインスタレーション」って言われてもピンとこない方が多いのではないですか?
英語に変えると「bamboo(バンブー)」+「installation(インスタレーション)」となります。「bamboo」は「竹」、「installation」は「設置、展示、インストールする」という意味です。
インスタレーションは直訳すれば先述の通りなんですが、現代芸術の表現方法の一つとしても「インスタレーション」の一言で使える用語なんです。
特徴としては美術館の中に縛られないで街中、ビル内や森の中、今回のように田んぼといった場所に「一時的に」展示される手法。
さらには、その土地・場所に設置されるからこそ「その作品」たり得る作品が作られています。
地域の竹林を有効活用したい!
開催地である愛知県小牧市大草地区には多くの竹林があります。ですが、近年では国内産の竹需要が著しく低下し、伐採などの手入れもされず、荒れていく一方の竹林が増えていました。
そんな「竹」をどうにかして有効活用していけないのか?そんな声から地域住民の手で始められたのが「バンブーインスタレーション in おおくさ」なんですね。
田んぼは美術館だ!
地区内でとれた「竹」を使用して自由に作品を制作してもらい、それを地区内にある収穫後の田んぼへ展示。参加者の多くは近隣地域住民や近隣にある幼稚園・小中学校・大学の生徒。
もちろん、その他の地域の方も参加は可能です!
使用する「竹」は全て主催者から提供!展示終了後はその竹を焼き、竹炭として八田川(展示エリアの脇を流れる小川)の浄化などにしようしています。
愛知県小牧市大草の風景を堪能していってください!
23回目となった2016年の「バンブーインスタレーション in おおくさ」。展示された作品数は16作品。地区内を流れる八田川沿いに約1kmに渡って作品が展示されていました。
実際に地図上で見てみると、こんな風に作品が展示されています。
全ての作品を見て歩くのも良いですし、本部では出店があるので、そこで食事をしたりすることもできます。正直、全部を見て歩くとかなり疲れます(笑)
確かに足は疲れるのですが…それ以上に気持ちは、のどかになっていきます。
家庭菜園として畑を持っている僕ですが、それでも大草の景色の中を作品を見ながら歩いていると心が安らぐんですよね。
田んぼに入っていってください
作品は田んぼの真ん中に「ドーンっ!」と作られています。
この作品、正直、僕としては眺めていても何も面白くないんですよね。作品の意図としても観てもらうものではなかった。
そういう作品を歩道から眺めてみるのも良いですが、僕のオススメは何と言っても田んぼに入っていって近づくことです。
この作品はこうやって中を通ってもらうことを前提としていますが、そうではないものも多くあります。ですが、基本的に田んぼ内への立ち入りはOKなので、是非とも田んぼの中を歩いて欲しいです。
楽しみ方は色々
僕が田んぼの中に入りたいのは…刈り取った後の稲の株を踏むのが気持ちいいんです!子供の頃から好きなんですよね(笑)
子供達は走り回るのが楽しそうでした。
このイベントの面白いことの1つとして「自由に楽しめる」ということがあると感じています。
展示されている作品の中には面白いな〜とか、何が表現したいんだろ?とか…個人個人で好き嫌いや、わかりやすかったり難解だったり、それぞれの感覚・価値観で感想は違ってくる。
作品に対しては楽しめる人もいれば、楽しめない人もいると思うんです。
「作品を見て回る」ということをきっかけとして、風景を楽しんでいらっしゃる方もいます。楽しんでいる人を見て、描いているおじいちゃんもいた。
個人個人が作品をきっかけに好きなように楽しんでいる。そんな姿が広い田んぼ地帯にあちこちで見られた。僕はそれがまた楽しく感じた。
「バンブーインスタレーション in おおくさ」気に入った作品たち
ということで、今回のバンブーインスタレーションで僕が素敵だなぁって感じた作品を紹介します!
ご夫婦「みえこうじ」さんの『里山の四季』
ご夫婦で作品を作られていたのが印象的でした。ミエコさんとコウジさんで「みえこうじ」。素敵です!会場についた時点では製作中でした(笑)
それでも構わず田んぼ内へ侵入!
里山の四季を表現しているとのこと。この風車、全て手作りなんですよね。この時も作っておられました。『まだ、追加したい部分があるんですよ。』って笑顔で教えてくださった。
「見せていただいてありがとう〜」っていうと、「見にきてくれて、ありがとう〜」って。
風が吹くと風車が「カラカラ」と回り始めます♫
地域の幼稚園が作った作品
もう一つ、これはすてきだなぁって感じたのが地元幼稚園が作った作品。
園児たちが思い思いに色を塗った竹をつるしたもの。
僕はどうしても「音」があるものに興味が向いてしまう(笑)
こちらも吹き抜ける風が竹を鳴らします。息子が手で鳴らしたりもしてますが(笑)
スタンプラリーもやってます
作品の一部をご紹介しましたが、作品を回っているといくつかのスタンプが用意されています。本部で配っているパンフレトにスタンプを押していくと最後に景品がもらえるスタンプラリー。
途中から、息子は作品どうこうよりもスタンプラリーに夢中になってた(笑)
実は最初は全部を回る気が無かったんですよね。子供たちが飽きちゃうかなぁって。でも、途中からはスタンプラリーにハマったこともあり、全作品を観て、全てのスタンプを集めることができました。
本部へスタンプを見せにいくと…
景品として、ヒマワリ、ミニヒマワリ、パクチーの種が用意されていました。
なんでパクチー??ってところは謎のままなんですが、ちょうど育てて観たかったのでパクチーとヒマワリの種をいただいてきました♫
地域をどうしていきたいか?
このイベントに参加して感じたのは、地域の良さと同時に『このイベントを通して地域をどうしていきたいのだろう?』という疑問。
こうして近隣の住人が参加して楽しむことは地域の小さなお祭りとしてはOKなんだろうなと思う。でも、元々の余剰となって荒れてきている竹林はどうなっていくんだろう?
これだけのイベントでは解決できていると思えないし、実際のところを知りたいと感じている。
今、この本を読んでいるのだけどこれまで「地方創生」とか「地域振興」というのを誤解していたなぁと痛感している。
そんな目で、これから地域を見て、発信して、自分の暮らしている地域をどうしていきたいのか?見つめていきたい。そんな風に感じています。
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