土地に縛られることで、感じている感情。

農業

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地域の「ふるさと農園」に小さく畑を借りてから3年。ちゃんと収穫できるとき、まったく収穫できないとき、その年その時期によって様々な原因があるのだけど、なかなか難しい。

先日も、8月下旬に蒔いた大根が台風で無残にも蹴散らされてしまった…

このころはキレイに芽生えてたのになぁ…!悔しいので、改めて種まきしましたよ。

米づくりにしても家庭菜園にしても、常に対自然なのでこういうことが起こる。しかも日々(笑)

あっという間に野草たちに周囲を囲まれたり…田んぼも田植えから出穂するくらいまでは毎日の除草が欠かせない。

これが毎日なのは僕が別で仕事をしているからっていうのもあるけど、専業なら規模がもっと広大なわけで除草剤を使わなかったとしたら、かなりの時間を除草に割かざるを得ない。

そんな風にして過ごしてきた、この3年。やっぱり楽しいんですよね。精神衛生的にも良いことしかない。朝一番に太陽を浴びていると、その後の身体の動きもいいんですよね。そりゃ、眠くなってしまう時もあるけどね…

でね、こうやって農耕を楽しませてもらっている中で改めて感じるのは「農作物を作るというのは、同時に土地に縛られるコトになる。」ってこと。

なぜ、僕がこんな話を始めたのかというとだね。今、佐藤洋一郎さんの「食の人類史」という新書を読み始めたことがきっかけ。

この本はヒトはいかにして食べ物を獲得してきたか?がテーマになっています。狩猟、採集から始まり、農耕が生まれ、農業が生まれ…そこには食べ物の獲得のために生き方を変えてきた人間の姿があるし、文化の発達がある。

とても興味深い本なんですよね。

この本、まだ序盤までしか読めていないのですが、僕がなぜ農耕(自分で食べるためが主なので農業という言葉は避けます)に惹きつけられ、1つの生きがいのように感じているのか?ということを考えるきっかけになった。

人口増加から定住へ

詳細は省きますが、この中で語られていることに冒頭に書いた「農作物を作るというのは、同時に土地に縛られるコトになる。」ということがあります。

元来、狩猟・最終しながら移動することで食料を得て暮らしてきた人間。移動することの方が自然というか修正だったわけです。そんな人間がなぜ、土地に縛られる農耕を始めたのか?

この本の中では人口増加がその一因として紹介されています。人口が増えたことで、生きていくために必要な栄養素を獲得するには農耕が必要になったということ。

また、人口が増えれば増えるほど『移動』というものも困難になっていきます。そこで人間は土地に縛られるという暮らし方を選択した。もちろん、全ての人ではないし、今現在の僕らも魚などは狩猟によって手にしているわけです。

ヒトは食を外部委託した

あとはこちらの書を読んでいただければと思うので、はしょっていきます。生きるための農耕が土地を占有するということから始まり、権力、文化が生まれ、ヒトは食を外部委託するようになっていったんですね。これ、かなり乱暴に書いてます。

一般的な現代人の暮らし方を顧みればわかるように、自分の食料を自分で精算しているヒトはかなり限られます。専業化が進み、農産物を作る農業、魚をとる漁業、食肉の畜産など…どこかの誰かに食を支えてもらっている。

さらに、外部委託は進む。今週、どれだけ自炊で食事をとりましたか?

僕は結婚する前もした後も、外食は避けている。これは生活習慣のようなもので外食が続くとお腹壊すんですよ。きっと刺激が強すぎるんだろうね。どうしても赤味噌の味噌汁が飲みたくなるし。

とはいえ、外食に頼ることだってある。お酒を飲みにいったり、友人と食事したりね。記念日にはどこかでいつもとは違った意味での「美味しい」を感じにいったりもする。

土地に根付く感覚

ここまで書いてきて何が言いたいのか?かつて僕ら人間は狩猟・採集という形で移動をし続けて生きてきた。その後、定住型を選んだ。

そして現在、高度に食の外部委託が進み、働き方も自由度が増して、定住という形に縛られることがなくなった。多拠点居住ということも話題に上がる機会が多い。

そんな中、僕は時代と逆行するようですがこの定住という地面に縛られる農耕に関わることで、その土地を好きになり、土地に興味を持ち始め、何より充実と生きがいのようなものを感じている。

こんなことは人それぞれの感覚や考え方なので自由だけれど、僕は自由すぎる状態に不安を感じる人なんだろうと思うんだよね。

狩猟採集するわけでもなく、移動し、反面、食は人に任せっきり。僕はそういう生き方を選ばない。選びたくないなぁと考えて生きている。

うん、僕は「土地に縛られる」ということが気持ちいいんだ。その土地に生きているという実感がもてるんだよ。そういう確信をこの著書を読み始めて感じ始めている。

どうぞ、一度お手に取ってみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

33歳、二人の男の子の父親してます。レコーディング・エンジニア。「丁寧に生きる」をテーマに本質的な生き方を求めています。農業/発酵/ロケットストーブ/ワイン/ビール/里山/狩猟/愛知県