ども、よーへい(@campanella225)です。
みなさん、陶磁器のことを「瀬戸物」って言いますよね??言いません?いうよね???!!!!(笑)
ってことで、瀬戸物の語源となっている愛知県瀬戸市にある『愛知県陶磁美術館』で作陶をしてきました。作陶なんてカッコつけてみてるけど、「陶芸体験」ですね。
「瀬戸物」は本来は瀬戸焼と呼ばれる陶磁器なのですが、いつからか陶磁器の通称として「瀬戸物」という呼び名も広まったようです。どこまでの範囲で伝わるんだろう…と少し弱腰ですが(笑)
そんなわけで、久しぶりに陶芸してきましたが…やっぱり面白い!
愛知県陶磁美術館の情報
まずは愛知県陶磁美術館の詳細を。
*陶芸体験の受付は午後2時30分まで
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日) 年末年始(12 月28日から1月4日まで)
この愛知県陶磁美術館が良心的だなと感じるのは、「陶芸体験」と「美術館への入館料」が別なこと。
「陶芸体験」だけをしたい人、美術館賞だけをしたい人というニーズを満たしてくれています。今回はごちゃごちゃとしてしまうので、後に「陶芸体験」の料金のみを表記しますね。
美術館への入館料はコチラをご覧ください。→「愛知県陶磁美術館」
初めてでも安心♪陶芸指導員さんの指導があります!
「陶芸をやってみたいけど、粘土遊びとはちょっと違う気もするし…」と不安を感じる方も多いでしょう。僕はやっちゃう派なので突っ込んで行ってしまいますが(笑)
この陶磁美術館では初めて「陶芸体験」をする人には陶芸指導員の指導がもれなくついてきます。むしろ、『絶対に受けてください!』という形ですね。
手動のロクロは1人1人に割り当てがあり、細かな道具類は2人で1セットを使う感じです。
指導員さんが道具の使い方を説明しながら、手際よく茶碗を作り上げていきます。ここも1つの見どころですね。本当に早い!そして綺麗なんですよ!
実際に見てもらった方が感動するので、完成品は載せませんが丸い茶碗を作ったかと思えば、そこにアレンジを加えて花形にしたり…といった技術も披露してくださいます。説明は約15〜20分程度。
あとは作陶に没頭!!
説明時間も含めて、2時間程度が陶芸スペースの貸し出し時間になるので(4時間借りることも可能)初めての陶芸体験では約1時間半が作陶に使える時間になります。
短いようで、初めての場合はこのくらいがちょうど良いですね。お茶碗を湯呑みを1個ずつくらいが作れるかな。
幼稚園児も奮闘!
幼稚園児の子供もでもできるかなぁ?と少し不安ではあったのですが、やってみるとなかなか素敵な器を作ります。お子さんによりますが、親がサポートしながらであれば十分に使えそうなものを作れるかな。
グチャグチャでも好きに作るのも楽しいですし♪
形が整ったら、釉薬(ゆうやく)を選びます
ひとまずは指導員さんがやっていたのと同じように「茶碗」を作るのが無難ではありますね。それでも、手こずりますが(笑)
やってみると、「さっきの指導員さん、めっちゃ凄いじゃん…」って感じること間違いなしです。
手動のロクロも最初はあまり意識しない方がいいですね。ひたすら自分の手で作る!
息子と一緒に茶碗や皿を同時に作っていたので、今回の僕は1つだけ。日本酒を飲むためのぐい飲み!になるはず…
形がほぼ整ってきたら色を決めていきます。
[aside type=”normal”]指導員さんが常に巡回しているので、気軽に質問してみるとアドバイスをくれますよ![/aside]
釉薬(ゆうやく・うわぐすり)って??
陶磁器の色付けには釉薬(ゆうやく・うわぐすり)を使います。
焼き物は釉薬を塗らずに焼くと「素焼き」と呼ばれる焼き物になります。これは土をそのまま焼くため、表面も粗く、水分も吸収してしまいます。
そのため、用途が限られてしまうという難点があります。また、釉薬を使わない場合は土でしか色表現ができないということもあります。
釉薬の成分までは説明していきませんが、釉薬を塗って焼くことで表面をガラス質が覆ってくれます。そのおかげで耐水性が増し、食器として使用できるようになります。
また、含まれる成分の違いで色彩が変化します。
白土と赤土の色を活かしてみた
釉薬は土が乾いてから塗るので、この場では塗れないんです。ですから、釉薬の指定だけをしておいてあとはプロにお任せをする形になります。
今回、僕が使っていたのは「白土」。上の表を見てもらうとわかるのですが、白土と赤土で同じ釉薬でも発色が変化します。
それを活かして、作品に色のグラデーションができないかなぁ…ということで、こんなことをしてみました。完成が楽しみ!
4人で土を2kg使用。これくらいのものが出来ます。
焼き上がりまでには1ヶ月かかるので、最終的な完成品は手元にないのですが…だいたい、こんなものを作りました。
時間内に後片付けも
釉薬の指定まで終わったら、片付けをしっかりとしましょう。
使った道具に土が残っていると次に使う方が大変です。実際、僕のに少し残ってたんですよね…使った道具はしっかりと水洗い。
陶芸体験にかかる費用
では、最後に陶芸体験の費用です。かかる費用は3つ。
- 実習室の使用量
- 焼成の代金(窯で焼いてもらう料金)
- 粘土の代金
- 完成品を郵送してもらう人は、送料
こんな形です。
4時間:(一般)¥480(中学生以下)¥240
どれだけの土・時間を使って制作するかにもよりますが…想像している以上にリーズナブルです。
まとめ
今回の、陶磁美術館は僕の自宅からかなり近いんですね、僕のくらす春日井市(特に高蔵寺などの東側)というのは東濃地方と呼ばれる地域に隣接しています。
実は東濃地方および瀬戸市というのは古くから陶磁器が有名な土地なんですよね。
岐阜県の土岐市、多治見市は「美濃焼」。特に土岐市の窯元「カネコ小兵製陶所」の『ぎやまん陶』はディオールからも受注生産しています。
愛知県の瀬戸市は陶磁器を「瀬戸物」と呼ぶほどに焼き物が地域に根ざしている土地です。
そんな地域で暮らしてきたので、「陶芸」というのは比較的身近なことなんです。ぜひ、この記事を読んで瀬戸に行ってみようかという人がいると嬉しいですね。
家族づれでも面白いですが、デートプランに組み込むのも面白いと思う。没頭しているパートナーを見ていると、意外な一面が垣間見えるかも。
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